「来月から我が社は、英語を公用語とする!」

突然上司から発せられた言葉に、私は唖然としました。

それまで英語なんて全く関係なかった自分の会社が、急に世界進出と言い出して、社内でのやり取りを全て英語にする、と決定したんです。

「急に言われても・・・!」と口から出そうになりましたが、ぐっとこらえて「かしこまりました」と言うしかありませんでした。

グローバル化が進むこの時代、英語を公用語とする企業は増えていますし、今や昇進や昇級にも英語の習得が必須ですよね。

ですが、それまで全く英語に触れてこなかった人からすると、私みたいに「急に言われても困る!」「そもそもどうやって英語なんて勉強するんだ!」と戸惑ってしまうと思います。

そこで今回、私のようにゼロから英語学習を始めるという人に向けて、大人がゼロから始める際の英語学習方法をご紹介します!

この記事の目次

大人になってから英語学習を始める際の心構え


まず勉強法をご紹介する前に、大人がゼロから英語学習をするにあたっての心構えについて、お伝えします。

目的をはっきりさせる

1つ目は、目的をはっきりさせましょう

私みたいに仕事で突然必要になったという場合は、「仕事で困らない程度の会話力とリーディング力を身につける」という目的を持ちます。

他にも、「半年でTOEIC600点を目指す」など、なんでも良いです。

とにかく英語の勉強を始めるにあたってゴールを設定することにより、そのゴールに合った勉強法を選択することができるため、上達も早いですし、目的を達成することができます。

継続できる方法を選ぶ

次に、継続できる方法を選びましょう

「継続は力なり」という言葉がありますが、言語習得もまさにそう

続けることができなければ習得できませんし、逆に続けることができれば必ず上達していきます

だからこそ、自分のライフスタイルに合った勉強法を選んだり、楽しいと思える勉強法を選ぶことにより、続けられる環境を作りましょう。

1日10分でも空いた時間を見つけて勉強する

最後に、1日10分でも良いので、とにかく「隙間時間」を見つけてみてください

大人が英語を勉強しようとした時、一番大変なのは時間を見つけることです。

家に帰ってから勉強しようと思っていても、急に飲み会が入ってしまったり、思ったよりも仕事が長引いて帰る日が遅くなってしまう、なんては日常茶飯事だと思います。

私も、勉強を始めようと思った時に、毎日1時間と決めて22:00〜23:00の間でスケジュールを立てていました。

でも、なんだかんだ残業をしてしまったり、上司から誘われて飲みに行ってしまったりして、結局決めた時間になんて全然勉強できなかったんです

なので、時間をきっちり決めるというよりも、通勤時間を利用したり、ランチや休憩時間を利用するなどして、「隙間時間」で英語を勉強する癖をつけましょう

意識すれば毎日10分の隙間時間を見つけることは簡単ですし、短い時間なので集中して勉強できます

この10分が、とっても大事なんです

大人がゼロから英語を勉強する際の効率的な流れ


次に、大人がゼロから英語を勉強する際の、効率的な学習の流れをご説明します。

STEP1.英語の基礎を学ぶ(単語・文法・発音)

まずは、単語・文法・発音を含め、英語の基礎と呼ばれるものを身につけましょう

例えば急にリスニング力を鍛えようと思っても、基礎的な単語を知らなければそもそも聞き取ることはできませんし、意味も理解できません

それではただ音を聞いているだけで、なんの意味もない時間になってしまいます。

会話力もライティング力も、リーディング力も同じです。

どのスキルを鍛えるにも、まずは基礎的なことを身につけておかないと、チンプンカンプンなまま英語に触れることになり、無駄な時間になってしまいます。

そのため、まずは基礎固めとして、基礎的な単語、文法、発音を身につけましょう。

STEP2.リスニング力を鍛える

基礎的なことが身についたら、次はリスニング力を鍛えます。

もうすでに基礎が身についているので、ある程度簡単な単語を聞き取ることができますし、なんとなく意味を理解することもできます。

そうすると、逆に聞き取れない単語がなんだったのかが明確になるため、それを辞書で調べるなどして、単語力やフレーズの知識も増えていくんです。

また、英語が聞き取れることが楽しいと感じるようになり、英語学習へのモチベーションも高まります

STEP3.会話力を鍛える

基礎が身につき、リスニングもある程度できるようになれば、今度はあなた自身が英語を話す番です。

リスニングにより日常会話の知識も身についているので、会話をする時に相手の言葉を聞き取ることができるため、あとは自分から話す練習を繰り返すだけです。

この時期はネイティブとたくさん話す機会を作り、とにかく英語を話す時間を増やしましょう。

そうすることで、英語を話すということに抵抗がなくなり、自然と言葉が出てくるようになるんです。

STEP4.リーディング力を鍛える

会話力が鍛えられたら、次はリーディング力を鍛えましょう

リーディングは、基礎が固まっていないと上達させるのが難しいので、もし本を読んでも一向に進まない、ということが起きたら、「基礎が身についていない」ということです。

一度リーディング力を鍛えるのをやめて、基礎固めに集中しましょう

また本や雑誌には、話し言葉とはまた違った単語やフレーズが出てくるため、会話で鍛えた単語力では不足することがあります

そのため、読む練習をしながらわからない単語があれば調べるようにすると、それだけ新たな知識も増えますし、リーディング力も磨かれていきます。

STEP5.ライティング力を鍛える

最後はライティング力です。

赤ちゃんが言語を習得する順番を、思い出してみてください。

最初は耳で聞いて、「これはこういう意味なんだ」と無意識に脳が基礎を固めていきます

その後は親子とのコミュニケーションが始まり「話す力」を鍛え、そのうち読み聞かせが始まり、読む力を鍛えます。

そして最後に「書く」勉強が始まり、上手に自分の言葉で文章が書けるようになるのは、小学校に上がってからですよね。

英語学習も同じで、まずは基礎、そして耳を鍛えて会話力を身につけ、次に読む力最後に書く力です。

書くということはそれだけ知識が必要になってくる上級編なので、流れとしては最後に学習するようにしましょう

実証済み!それぞれのスキルアップに効果的な勉強方法


お待たせしました!

上記で示したステップに沿いながら、それぞれの力をスキルアップするにはどうすれば良いのか、その勉強法をご紹介します。

実際に私はこの勉強法で英語を習得したので、ぜひ参考にしてみてください。

基礎的な単語・文法・発音は中学英語でOK

基礎的な単語・文法・発音を身につけるためには、中学レベルの英語学習でOKです。

「中学校の時のなんて、かんたん過ぎる」と思うかもしれませんが、侮るなかれ

実は、中学校で教えてくれる単語や文法、発音を全て身につけることで、英語の基礎はほぼ完璧に身につきます

実際私が中学レベルの英単語帳を買ってやってみたところ、ほとんどの単語を忘れてしまっていました

「あの時ちゃんと勉強してれば、今こんなに必死にならずに済んだのに・・・」と何度思ったかわかりません笑

私が使ったテキストはこちらです。

くもんの英単語1500 (スーパーステップ)

引用:くもんの英単語1500 (スーパーステップ)

英単語はひたすらノートに書き写して暗記し、そのあとに自分で英単語のみを書いた紙を印刷し、自分でテストを作って勉強をしました。

ポイントは、「覚えた単語は1週間後にもう一度テストをする」ということです。

人の脳は24時間経つとほとんどの記憶がなくなってしまうので、定着させるためには「継続してインプット・アウトプットを繰り返す」ことが大切となります。

そのため、手作りテストは何枚も印刷して、1週間後にやったテストが80点以上いかなければ、もう一度1週間後にやり直す、ということを繰り返していました。

これを3ヶ月間行い、ほぼ全ての単語を頭に叩き込むことに成功!

次に文法ですが、こちらはひたすら問題集を解くだけで大丈夫です。

私が使っていた問題集はこちら。単語帳がよかったので、同じシリーズで文法の問題集も買いました。

くもんの中学英文法―中学1‾3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)

引用:くもんの中学英文法―中学1‾3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)

文法を身につけるのに大切なのは、とにかく反復練習をするということです。

問題集は一回で終わらせるのではなく、何度も何度も繰り返しやりましょう

そうすることで体に文法が染みつくので、自然と習得することができます。

そして発音は中学までいかなくても、小学生レベルのものでOKです。

『あいうえおフォニックス』three thirteen thirty thousandの発音(英語の数字の数え方① -teenと-tyのアクセント)

youtubeにある『あいうえおフォニックス』公式チャンネル」は、日本人が苦手とする「th」「R」「V」などの発音を、細かく動画で解説してくれています。

舌をどう使って発音するのか唇はどういう形が発音しやすいのかなど、口の断面図を使って丁寧に説明してくれるので、とてもわかりやすいです。

よくこれを見ながら一緒になって発音し、家族に笑われていました。

リスニング力は英語・日本語字幕が付いている動画で

リスニング力を鍛えるには、英語と日本語、両方の字幕が付いている動画がオススメです。

勉強の流れは以下のようになります。

1.内容を知らない場合は最初に日本語で見て内容を理解する
2.字幕を付けずに一度通して見る
3.英語の字幕を付けてもう一度見る
4.聞き取れない単語や意味が理解できない単語をノートに書き出す
5.もう一度字幕なしで見てみる

リスニング力を鍛えると言っても、意味が全く理解できない動画を長時間見ていたら飽きてしまいますし、最初から聞き取ることはできないので時間の無駄です。

そのため、まずは日本語字幕を付けて動画を見て、動画全体の内容を理解しましょう

次に字幕を付けずに一度通してみることで、内容が理解できている分、ちょっとずつ「今goodって言ったのかな」と単語が聞き取れるようになります。

そのあとは英語の字幕を付けてもう一度動画を見て、実際に英語でどう話されているのか、字幕と見比べてみましょう

そして、どうしても聞き取れなかったところやわからない単語があればノートに書き出し、あとでまとめて調べて日本語の意味を書いておきます。

最後にもう一度字幕なしで動画を見てみると、セリフとともに英語が頭の中に浮かぶようになり、リスニング力が上達していきます

動画は映画海外ドラマを利用するのも良いですし、YouTubeアプリを使っての学習も良いです。

ただ、何度も見ることになるので、あまり長いものよりも、短めなアプリやYouTubeを使うのがオススメです。

ミランダ・カーで英語脳を鍛えよう The Late Show 【日本語字幕つき】

こちらは大人気モデル、ミランダ・カーがテレビ番組に出演した際の映像ですが、日本語字幕と英語字幕が付いているので、どちらも確認することができます。

少し早口なところもありますが、比較的簡単な英語を使っているので聞き取りやすいです。

(でも、綺麗なミランダに見惚れて勉強が手につかない、なんてことがないように注意してくださいね!)

会話力は英会話教室、またはオンライン英会話で鍛える

次に鍛える会話力は、英会話教室に行くか、またはオンライン英会話で鍛えるようにしましょう。

会話力を鍛えるためには、とにかく会話をするしかありません

一人で話す練習をするのも大切ですが、それではレスポンスがないので相手に聞き取ってもらえるかどうかわからず、会話力を鍛えることにはなりません。

そのため、ネイティブと実際に英語で会話をする時間を増やしましょう

「1年で英語が身につく」トライズ

引用:TORAIZ 英語マスタープログラム

「3ヶ月という超短期間で英語習得を目指す」ライザップイングリッシュ

引用:RIZAP ENGLISH

上記は大人向けの英会話教室で、1年かけてじっくり学んでいくタイプと、3ヶ月というかなりの短期間で集中して英語を習得するタイプがあります。

また、場所によってはTOEICのスコアをあげるためのコースがあったり、ビジネス英語に特化したコースもあったりするので、目的に合った英会話教室を選びましょう。

オンライン英会話レアジョブ

引用:レアジョブ英会話

こちらは、オンラインで英会話のレッスンを受けることができます

スマホ一台あればどこでも英会話ができますし、教室に通う時間も交通費も浮くのでオススメです。

忙しくてなかなか教室に通えなかったり、家の近くに良い英会話教室がないという場合は、ぜひオンライン英会話も活用してみてください

リーディング力は子ども向けの本から始める

リーディング力を鍛える時は、最初から大人向けの洋書にチャレンジするのではなく、子ども向けの本からはじめてみましょう

まず本を一通り全て読み、理解できない箇所にマーカーを引くか、印を付けておきます

そして本を一冊読み終わったあと、印をした箇所を探して辞書で調べたり、ネットで意味を調べてみます。

その後、もう一度本を読み、一度目の時に理解できなかった箇所を理解して読むことができているかどうか、確かめます。

これを、簡単な本から何冊か繰り返してみましょう

そうすることによって英語を「読む」という力が鍛えられ、だんだんとリーディングのスキルが上達していきます。

初心者が始めるには、こういった絵本がオススメ

Three Little Pig(三匹のこぶた)

引用:Three Little Pigs 【English/Japanese versions】 (KiiroitoriBooks Book 3) (English Edition) Kindle版

物語をすでに知っている絵本なら内容が理解しやすいですし、英語も読みやすく感じます

初心者の場合はまず英語を読むことに慣れるというのが重要なので、なるべく簡単なものから選ぶようにしてください。

少しずつ理解できるようになってきたら、こちらもオススメです。

Animal Farm

引用:Animal Farm (English Edition) Kindle版

大学の授業でよく使われる本ですが、使われている英語は比較的簡単で、理解しやすいです

物語自体もとても面白いので、一度読んでみて損はないと思います。

ライティング力は英語日記をつける

最後のライティング力は、英語で日記を付けるようにしましょう

最初は2,3文程度で構いません

自分が書ける範囲の英語で日記を書き、まずは英語を書くという作業に慣れましょう。

その後、徐々に文章量を増やしながら、凝った日記を書けるようにしていきます。

私が実践していた書き方は、以下です。

STEP1.日本語で日記をかく

STEP2.日本語で書いたものを英訳する

STEP3.英語でどう書くかわからないものは調べて書き直す

STEP4.週に一度英会話の講師に日記を添削してもらう

私は最初、英語から書こうとしていました。

でも、英語で書こうとすると、どうしても自分が知っている単語しか書こうとせず、毎日同じような内容を書いていることに気付いたんです

それではライティング力は身につきませんし、知識も増えないので英語も上達しません。

そこで、英語で書ける、書けないは関係なく、まずは日本語で書きたいことを書いてから、それを英訳するようにしました

すると、日本語では簡単に書ける文章が、英語で書こうとするとなかなか難しく、スペルがわからなかったり、「これはaでいいんだっけ?theだっけ?」など、細かいところが気になるようになります。

最後には改めてわからなかった箇所を調べて書き直していたので、毎日30分ほど時間をかけて日記を書いていました。

また、英会話教室に通っていたので、日記を持って行って講師に添削してもらったのも、大きいと思います。

文法が間違っているわけではないものの、「この文章にはこういう単語を使った方が良い、こういう書き方の方が口語的だよ」など、色んな角度から教えてもらえます。

そうするとさらに勉強になりますし、ライティングの力も身についていくんです。

まとめ


いかがだったでしょうか?

大人がゼロから英語を始めるとなると、それはもうとても大変なことだと思います。

ですが、自分で楽しめるように工夫しながら勉強していくと、意外と充実した時間が過ごせますし、少しずつ上達してくると嬉しいものです

どんな勉強法を試すにしても、自分の目的をしっかり達成できるようなスタイルを選び、楽しみながら英語学習をしていきましょう!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事