英語の勉強を始めようと思った時、一度はぶつかる壁はこれじゃないでしょうか。

「どんな勉強をしたら上達するのかわからない」

本屋に行けば英語を学べる本なんて無数にあるし、ネットで探せば無料で英会話の動画を公開しているところもありますよね。

英会話教室に通ったり、留学をするなんて方法もあります。

でも⋯

どんな勉強の手段を選んでも、どんなに時間をかけても、全く英語が上達しないという人が、後を絶たないのが現状です。

一体なぜ、時間をかけて勉強をしても英語がなかなか上達しないのでしょうか? 実は、僕も昔は英語学習を失敗したことがあるんです。

今では社会人相手に英語を教えている立場の僕も、20年前までは全く英語が話せませんでした。

僕が1年かけても英語が上達しなかった3つの原因

僕が本気で英語を学びたいと思ったのは、大学在学中の20歳の時でした。

専攻は文学だったし、英語については受験の時に勉強した程度で、それまで全然興味がなかったんです。

でも、バイトで貯めたお金で大学の友人とニューヨークへ旅行をしたとき、初めて異文化というものを生で触れて、「これは面白い」と思ったんです。

そして友人の一人は英語が堪能だったので、現地では頼り切っていたんですが、何の苦労もなく英語を話している彼を見て、「かっこいい、俺もあぁなりたい」と感じました。

その旅行をきっかけに、帰国してからいろんな方法で勉強を開始しました。

youtubeで英語勉強法の動画を見たり、文法のテキストを何十冊もやって、単語帳も買って暗記をしたりしました。

でも、どれをやってもぜんぜん頭に入ってこない

単語を暗記すれば一週間で忘れるし、youtubeをいくら見ても聞き取れるようにならないし。

「こんなにやってるのに、なんで上達しないんだ?」と疑問だらけでした。

そして、一緒にニューヨーク旅行にいった英語が堪能な友人に、相談してみることにしたんです。

自分がいまどんな勉強をしているのかを話し、何がダメなのかを聞いてみました。

すると、英語が上達しない原因が3つ見えてきたんです。

目標がなかった

まず友人から言われたのは、「なんのために勉強してるの?」という質問でした。

そして僕はこう答えたんです。

「話せるようになったら仕事の幅も広がるし、旅行にも困らないだろう」 すると、友人からは「そんな漠然とした目標じゃだめだ。

お前が言ってるのは、夢物語みたいなもんだよ。」と言われました。

「そこまで言わなくても」と思いつつ、よくよく考えてみると、確かに私の目標は漠然とし過ぎていました。

いつまでにこうなりたい、という期限もなかったですし、仕事の幅が広がるといっても、肝心な仕事については何がしたいのか決まってもいなかったんです。

そのため、勉強をしていてもモチベーションを保つのが難しく、1日に3,4時間集中して勉強をする日もあれば、1週間全く勉強しない、ということもありました。 目標がないので焦る必要もなく、「いつか話せるようになればいいや」と自分に甘い考えを持っていたんです。

基礎がないのに会話をしようとしていた

2つ目に友人から指摘されたのは、「基礎が身についていないのに、無理に英会話をしようとしてる」ということです。

私は勉強の一環として、試しに一度アプリを使ってネイティブのレッスンを受けたことがありました。

5分から受けることができるものです。

そのとき自分の中ではけっこう話せたと思い、同じように友人と英語で話そうとしてみたところ、「全然できてない」と言われてしまったんです。

その時友人に英語で聞かれたのは、「昨日は何をしたんですか。」という質問でした。

その質問に対して僕は「僕は昨日お店に行って靴下を買いました。」という文章を、英語にしようとしました。

そこで、「僕は昨日、お店に行って⋯」と最初から英訳して、「I yesterday shop go….」など、単語を並べていたんです。

ですが本来、英語は日本語と語順が逆になるので、本当であれば「僕は」の後には、「買いに行った」が先にきます。

ちなみに、英訳するとしたら以下のような文になります。
I went to the shop and bought some socks yesterday.

でも僕はそれすら身についてなくて、必死に日本語の語順でわかる英語を並べて、なんとか文章にしようとしていました。

すると友人からすぐに「そんな基礎も身についてないのに、会話をしようとするのが間違ってる」と言われたんです。

僕がネイティブとのレッスンで「話せた!」と勘違いしてたのは、僕の英語が上達してたのではなくて、相手が単語を聞き取って理解しようとしてくれてただけだったんです。

それで運良く意味が通じたとしても英会話が身についているわけではありません

レッスンはうまくいくのに上達した気がしない理由が、友人から指摘されて初めて、「そういうことだったのか」と妙に納得しました。

コアな単語やフレーズばかり覚えようとした

そして最後に友人から指摘されたのは、「普段使わないような単語とかフレーズばっかり覚えようとしてる」ということでした。

これは、指摘されてちょっと恥ずかしかったです。

テレビや映画などで聞く英語って、すごくかっこいいじゃないですか。

顔ももちろんかっこいいし、ペラペラ英語で喋ってる男性の姿を見ると、同じ男としてつい憧れてしまうんです。

特にちょっと汚い言葉とか、スラングみたいなのって、すごいかっこよく見えるんですよね。

なので、「あんな風にスラングが使えるのっていいな」と思うようになり、コアな単語やフレーズばかりを覚えようとしていました。

例えば、僕が覚えた単語の1つに、「chiilax」という言葉がありました。

chillrelaxという言葉はご存知でしょうか?

両方とも「落ち着く、リラックスしている」という意味があるのですが、この単語を組み合わせて「chillax」という造語を使うネイティブがいます。

「What’s going on?」(何してるの?)→「Just chillaxing」(くつろいでるよ)

僕がこの言葉を覚えたのは、海外ドラマで上記のような会話がなされていたときです。

その単語を自慢げに友人へ伝えたところ、「それ、どういう場面で使うか知ってる?」と言われました。

そんなことは考えたことがなかったので「知らない」と答えると、「まず目上の人には使わないし、若者言葉みたいなものだから、流行が過ぎれば誰も使わなくなるよ」と言われたんです。

それを聞いてびっくりしましたが、続けて友人から「そんなこともわかってないのに、コアな単語ばかり身につけようとするのはやめろ」と言われました。

考えてみれば、そもそも「What’s going on?」という相手の言葉を聞き取れなければ意味がないですし、使う場面も知らないのに単語だけ知っていても意味がないんです。

「なんかかっこいい」という理由だけで単語を覚えるのは、無意味だということを知りました。

上達するにはまず目標を立てて基礎を身に付ける

ここまで僕が友人に指摘されて気付いた「失敗の原因」を3つお伝えしましたが、その経験を生かして多くを学びました。

そして最初に考えたのが、「英語を上達させたいなら、まず具体的な目標を作ることが大切」ということです。

友人が言うように、「できるようになればいいな」という、漠然とした目標ではダメです。

目標を立てるときはより具体的に、何に英語を使ってどんなふうになりたいのか、しっかり考えましょう。

できれば「来年の4月には字幕なしで洋画を理解できるようになる」など、期間も決めましょう。

より明確な目標を立てることで、その目標のクリアを目指して勉強をするんです。

その上で、僕のように急に上級編に挑もうとしたり、会話にばかり執着して基礎的な文法を身に付けないなど、焦って勉強するのはやめましょう。

確実に英語を身に付けるためには、基礎である土台作りが必要です。

土台が細いと、その上に何かを積み重ねてもすぐに崩れてしまいます。

時間をかけてしっかり基礎を身に付け、着実にスキルアップしましょう!

英語を上達させる基礎の身に付け方

お待たせしました。 ここからは、実際に僕が失敗の経験から学び、英語を上達させるために必死に行った、基礎の身に付け方を解説していきます。

まず英語で学ぶべき基礎は、「発音」「文法」「単語・フレーズ」の3つに分かれます。

この3つの基礎が身についていれば、あとは忘れないように反復練習をひたすらして、少しずつ単語の数を増やしていけばOK! あなたはあっという間に英語が上達します。

ではどのように3つの基礎を身に付けていくのか、その方法をご紹介しますね。

発音はフォニックスを利用する

まず英語に欠かせないのは、発音です。 「発音が悪くても通じれば良い」という言葉を耳にしますが、それはある意味正解で、ある意味間違っています。 確かに、僕は今でも「r」「v」の発音が苦手ですが、ネイティブには通じます。

ただ、英語というのは単語それぞれに「強弱」があり、その強弱の箇所を間違えてしまうと、相手に通じなくなってしまいます。

例としてあげると、日本語「バニラ」という時、どこを強くして言っていますか? 「バ」の部分が最も強い発音になっているのではないでしょうか。

バニラは英語で「vanilla」と書き、一見同じような発音ですが、実は真ん中の「ニ」を強く発音します。

ニューヨークへ旅行した時、バニラのアイスクリームを頼もうとして、「バ」を強くして伝えたところ、店員に通じなかったことがありました。

このように、ある程度の発音や単語の強弱を身に付けることは、英会話を上達させるためにとても大切なことです。

そして基礎的な発音を学ぶには、フォニックスと呼ばれる勉強法が最も良いです。

フォニックスというのは、英語圏の子どもたちに読み書きを教えるため、開発された指導方法です。 英語のスペリングと発音の間にある法則を学ぶことができ、英語の読み方を簡単に身に付けることができます。

子ども向けに作られているので簡単ですし、わかりやすいというのも一押しポイントです。

文法は中学生の参考書でOK

中学生の時に、英語の文法を学ぶ機会があったと思います。

実は、中学で教えている文法を全て学べば、基礎的な英語は身につきます。

日本の中学ではまず、英語の語順を学ぶことができる「5文型」を始め、肯定文や否定文、疑問文、命令文などを学びます。

そして、一度は聞いたことがあるであろう「三単現のs」だったり、時制を表す現在形、過去形、進行形、未来形、完了形なども学んでいるんです。

これだけ聞いても、かなり基礎的な文法が身につくと感じると思います。

それに加えて「can」「must」などの助動詞、比較級、受け身、不定詞などなど⋯ 英語に必要不可欠な基礎文法というのは、ほとんど中学の時に教わっているはずなんです。

そのため、文法を学ぶためには難しいことを考えず、中学レベルの参考書を勉強し直してみましょう。

それだけでも、かなり英語が上達します。

使えるフレーズや単語は映画や海外ドラマを利用して無料で学ぼう

発音や文法が身に付いたら、次はよく使われる英単語やフレーズを学びましょう。

そのためには、洋画や海外ドラマなど、実際の会話の中から学ぶのが最も効率的です。

特に僕が良いと感じたのは、ディズニー映画です。

これも友人から勧められて見るようになったんですが、ディズニー映画は子どもでも理解できるように作られているので、難しい単語が使われることはほとんどありません

また、本場の英語としてはゆっくり話してくれているので、初心者が理解するにはもってこいの教材になります。

そして映画を見る時は、英語の字幕が出るようにしましょう。

その時にわからない単語や聞き取れない言葉があれば映画をすぐに止め、辞書やネットで調べてみてください。

調べた単語はアルファベット順にしてノートにまとめておきましょう。

そうすると、一度調べた単語を忘れていたとしても、そのノートを見返すとすぐにわかりますし、反復練習にもなります。

これを繰り返していくことで、「この単語はよく使われてるな」「このフレーズはこうやって使うんだ」というのが、自然と身に付いてきます。

英語に触れる機会を増やす

基礎が身に付いてきたら、英語に触れる機会をとことん増やしましょう。

僕は幸いにも英語に堪能な友人がいたので、その友人と会話をするときは英語にしてみたり、英語でメールを打ったりしていました。

周りに友達がいなくても、今はネットでいくらでも海外の方と交流を持てるので、英語圏の友達を作って会話をする、というのも良いです。

日本語を学びたがっている外国人も多いので、お互いに限度を教え合う、ということもできます。

また、料理をしている間に洋楽を流してみたり、電車に乗っている間に字幕なしで英語の動画を見てみたり。

ただ流し見をしているだけでも、案外耳は英語を拾っていて、覚えているものです。

だからこそ、日常の中でたくさん英語に触れる機会を作り、耳に覚えさせましょう。

おすすめ英会話アプリ

英語に触れる機会を作る方法の一つとして、アプリを使って英会話をする方法があります。
CAMBLYというアプリは、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアなど、あらゆる英語圏のネイティブスピーカーが在籍しています。

スマホ一台あれば、自分のスケジュールに合わせてどこでもネイティブと会話ができちゃうんです

講師一人一人の顔やプロフィールが見えるので、気になる人がいれば予約をすることができます。

あるいは急に思い立った時にネットにつなげれば、待機している講師とつながり、すぐに英会話を始めることができるんです。

週に1度で1回に15分というペースであれば、1年契約で月額2074円と、格安で学ぶことができます

ただ注意点としては、あまりにも基礎が身についていないと、僕のように「相手が理解してくれて会話ができてるように勘違いしてしまう」ということになりかねません。 なので、ある程度は基礎が身についてから、使ってみるのがお勧めです。 youtubeに実際にアプリを試した方の動画も上がっているので、ぜひ参考にしてみてください!

1日10分から始めてみよう

ここまで英語の上達方法をお伝えしてきましたが、最も大切なのは「継続する」ということです。

僕が一番苦労をしたのも、「続ける」ということでした。

疲れてるときは英語を勉強する気にならなかったり、なかなか上達しない自分にイライラして「もうやめたい」と思ったことも、何度もあります。

そのたびに僕は目標を思い出して、「ここまで頑張るって決めたじゃないか」と、自分を奮い立たせてきました。

少しでも間が開けば、学んだことはすぐに忘れてしまいます。

そうすると、せっかく時間をかけて覚えた時間も無駄になり、また初めからやり直し、ということになってしまうんです。

だからこそ、1日10分からでも良いので、自分ができる範囲で毎日継続して勉強するようにしましょう。

「忙しい」という理由で挫折してしまう方も多いですが、時間というのは「作る」ものです。

朝10分早起きをしたり、通勤時間を利用して勉強したり。

その10分をいかに作ることができるかというのが、上達をする鍵となります。

大事なのはモチベーション

それから、英語を上達させるために、モチベーションを保つということはかなり大事です。

どんなに時間やお金があっても、自分の中でモチベーションが保てないと、英語を身に付けることはできません。

逆に言うと、モチベーションが下がらないように工夫する、というのも大切なことです。

例えば、あまり乗り気ではないのに英会話スクールに申し込んだり、映画が好きではないのに勉強のために見るようにしたり。

自分が「嫌だ」と思う方法で勉強をしても苦痛なだけで、長くは続きません。

僕も実は一時期英会話スクールに通っていましたが、通うのが面倒で3か月で辞めてしまいました。

それが良い、悪いは別として、「自分が続けられる勉強をする」というのも、大切なことなんです。

そのため、自分が「楽しい」と思える勉強法を見つけるというのも、上達させるためのコツと言えます。

英語が上達して世界が変わった

最後に、僕は一度英語の勉強に失敗しましたが、その後ここでお伝えした勉強法で学び直し、今では夢だった「社会人向け英会話スクール」を立ち上げ、英語を教える立場になるほど上達しました。

そして英語が上達してから、僕の世界はガラッと変わったんです。 それまで「言葉が通じないとかっこ悪い」と面倒に思っていた海外旅行に、積極的に行くようになりました。

カナダへ一人旅をしたことがあったんですが、その時にバーで出会ったジェームズという男性と会話が弾み、友達になりました。

お互いにアウトドアが好きということもあって、次の日にジェームズが良く行くというキャンプ場に連れて行ってもらって、彼の友人を含めてバーベキューを楽しんだりしました。

こうした経験は、英語が話せるようになっていなければできなかったと思いますし、そもそもカナダに一人で行くなんて以前の自分では考えられないことでした。

今でもジェームズとはコンタクトを取り、お互いの国に旅行に行くこともあります。

彼らは僕と全く考え方が違うので、話しているだけで刺激になりますし、自分の視野も広がっていきました。

繰り返しになりますが、英語が上達しなかったら、私が海外旅行に行くことは有りえませんでしたし、彼らと会うこともなかったでしょう。

そう考えると、「社会人向け英会話スクールの設立」という目標を達成できた以上に、かけがえないものを手に入れることができて、努力してよかったと心から思えます。

英語は、きっとあなたの可能性も広げてくれます。

1日たった10分で良いので、時間を作って英語を学んでみてください

たった10分をどう過ごすかで、あなたのこの先の人生ががらっと変わるんです。

そして目標を叶え、より魅力的なあなたになりましょう!

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