
インターネットが普及して、現在では多くのオンライン英語学習サービスが登場しています。
社会人が英語学習をするにあたり、継続しやすいものが良いですよね。
今回ご紹介するのは、ユーザー同士が母国語を教え合うというSNS『Lang-8』です。
『Lang-8』とは
Lang-8とは、あらゆる言語学習者のための相互添削型SNSです。
自分の学習中の言語で書いた文章を、その言語を母国語のユーザーが添削して、正しい表現を教えてくれるのです。
2007年に開始されたサービスで、会員数は55万人を超えている中、日本人ユーザーが3割、外国人ユーザーが7割となっています。
月におよそ190カ国からのアクセスがあり、世界中で利用されているサービスなのです。
Lang-8を作ったきっかけを運営元の株式会社Lang-8の喜洋洋代表取締役はこう語っています。
「4歳の時に中国から日本にやってきたために、中国語をあまり上手に話すことができず、大学時代に上海に留学。
しかし、日常会話では言葉を多少間違えても、おおよその意味が通じていれば、誰も間違いをしてくれないものです。」
留学当時に毎日勉強を兼ねて、中国語を文章で書いていた喜さんは、自分だけで書き続けても、正しいのか間違っているのが分からないと気付きます。
そこで中国人の友人に添削をしてもらうことにするのです。
「すると、それだけで中国語が上達したと…ライティングが上がると、驚くほどスピーキング力も上がりました。
この経験がLang-8を思いついたきっかけになりました。」
まずは簡単な会員登録
メールアドレスとパスワードを決めて会員登録、またはFacebook、Twitterのアカウントを使ってログインすることも可能。
お好きな方法で。
登録後はマイホーム上部の【投稿する】ボタン、またはプロフィール写真下部にある「添削してもらいたい文章を投稿する」をクリック。
文章作成ページへ移行します。
文章を投稿してみよう
文章作成ページへと移ったら、添削してもらいたい言語を選択します。
タイトル・本文を入力。写真、トピックタグ、公開範囲を設定します。
長すぎる文章は添削してもらいにくいので、ほど良い長さで外国人がとっつきやすいトピックを選ぶのもおススメです。
添削してみましょう。
添削する方法もご紹介します。
マイホーム上部にある【添削する】ボタンをクリックすると、添削待ちの投稿が並びます。
日本語を勉強したい外国の人たちの投稿ばかりです。
その一覧の中から添削したい投稿を選び、文章下部にある「添削とコメントを書く」をクリック
します。
1文1文が個別に表示されるので、添削したい文の下に表示される「添削」をクリックします。
太字、打消線、赤字などを使って添削を進めます。
添削ボックス下のコメント欄へ、添削に関するコメントを入力することができます。
相手に伝わりやすい添削をしてあげましょう。
どんどんアウトプットして行こう。
日本では、英語学習をしていてもアウトプットする機会がとても少ないですよね。
学んだことを積極的にアウトプットして使っていかなければ、勉強した成果を出す機会がなければ意味がありません。
インプットした物を積極的にアウトプットして、それをフィードバックされることがセットで行われれば英語はグッと身に付くでしょう。
ただ単に学習してインプットを大量にしているだけでは、身に付かないものです。
考えた文章を添削してもらい続けると、自分では気づかない間違いを指摘され、驚くほど実力が付くのを実感できるのです。
【Lang-8 プレミアム】有料版
Lang-8は、無料で利用することができますが、【Lang-8 プレミアム】という有料版もあります。(月額$7、年間払いで$63)
有料版では、自分の投稿と添削を復習に使えるPDFファイルとしてダウンロードが可能。
添削分を無限にストックできるノートブック機能、閲覧、添削される確率を上げることも可能です。
書いた文章をネイティブに添削してもらうことで、英語力アップにつながる【Lang-8】。
添削し合って、お互いの語学力をアップすることができるSNS。
実際の経験がきっかけで作られているので、語学力が身に付く実感を感じることができるのではないでしょうか。
無料で利用できるので、ぜひ活用してみてはいかがですか?