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【教歴10年目の英語教師が語る】英語学習における暗記で最も大切なこと

 

中高生の頃、英語の勉強といえば熟語や単語の記憶ばかりで英語が嫌いになってしまった、という方はいませんか?

 

[speech_bubble type="think" subtype="L1" icon="student.png" name=""]数学は得意だけれど、社会は暗記科目だから苦手だなぁ[/speech_bubble]

 

中高生を教えていて、そんなセリフを生徒の口からよく耳にします。

 

Q.英語学習に暗記は必要なのでしょうか?

[speech_bubble type="think" subtype="R1" icon="takeondo.png" name=""]結論から言うと、私は英語学習に暗記は必要だと思っています。では、英語学習者はどのように暗記と付き合っていけばいいのでしょうか。[/speech_bubble]

 

ただ闇雲に目の前にある英語を暗記しても、いい効果は期待できません。どうせ脳に負担をかけて暗記をするならば、できるだけ効率よくやっていきたいものです。今回は、英語学習において暗記をする際に気をつけるべき項目をまとめてみたいと思います。どのレベルの長さの英語を暗記するかによって、得られるものも異なってきます。以下の3段階に分けて考えてみましょう。

 

単語や熟語だけを暗記する

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多くの中高生がやっているのが、「単語や熟語の暗記」です。もっとも単調な作業になりがちなので、毛嫌いする人が多いのも事実です。この作業が単調な理由は、「記憶するための手がかりが少ない」ということにあります。

 

例えば、discrimination(差別)という単語を暗記しようとする時は、「差別」という意味や「サベツ」という日本語の音を想像しながら、ひたすらdiscriminationの発音と結びつけようとします。こうしたことを考えると単語のみを暗記していく際の手がかりは、発音の印象ということなります。

 

単純な暗記学習の限界

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では、発音の印象だけに頼って単語や熟語を覚えていくことは効率的なのでしょうか。多くの人が単調な作業だと毛嫌いしているわけですから、長い目で見たときにあまり効率がいいやり方とは言えません。

一時的に頭に入るかもしれませんが、すぐに忘れてしまう可能性があります。また、こうした熟語や単語だけ暗記しても、それ単体で単独で使われることはほとんどないため、その表現がどのように使われるのかを学ぶことはできません。

 

「意味を覚える」ということは、しばしば「日本語を覚える」ということに置き換えられてしまうことがあります。たしかに、外国語を学ぶということは他の言語を経由して学ぶことがほとんどなのですが、どんな単語も別の言語にそのまま置き換えられるということはありません。

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例えば、appleという英語はほとんどの場面において「りんご」という日本語と置き換えることが可能ですが、companyという英語は「会社」という日本語と必ずしも置き換えることはできません。

日本語で「私は昨日会社に行った」というのは、英語では"I went to my company yesterday."とは言わず、"I went to my office yesterday."や"I went to my workplace yesterday."と言うのがその例です。

 

単語・熟語のみの暗記は、一種の「間に合わせ学習」と言えます。私も未だに必要に迫られればこういう学習をすることがありますが、こうして得られた知識は表面的な知識になりうることを常に頭に入れています。世間一般で言う「暗記」のイメージはこうした学習をさすことが多いので、気をつけなければなりません。

 

文を暗記する

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単語は文の中で使用されるわけですから、より大きな単位である文を覚えてしまえば必然的に単語も覚えていくことになります。ひと昔に販売されていた単語帳には、単語といくつかの意味が書かれているだけで、例文が書かれていないものもありましたが、最近市販されている単語帳にはほとんど例文が載せられています。

With the current job situation, age discrimination in employment is becoming more common.

現在の雇用状況では、雇用の際の年齢差別がより一般的になりつつある

出典:『ハイパー英語辞書』

 

discriminationという単語は"age discrimination(年齢差別)"という形で登場しています。このことから"◯◯ discrimination"という風に、前に名詞や形容詞が来ることがある表現なのだなということがわかっていきます。例文を覚えることで、ある単語がどういう単語と結びつきやすいのかという知識(コロケーションの知識)も増えていきます。

 

単に単語や熟語のみを暗記するよりも、文を暗記した方がひとつひとつの表現の「周辺状況」をも覚えることができます。こうした周辺状況の知識があれば、単なる日本語から英語の表現の置き換えによってもたらされる混乱を避けることができます。

 

私が生徒に口を酸っぱくして言うことがあります。

 

[speech_bubble type="think" subtype="L1" icon="takeondo.png" name=""]単文に触れる時は、その文が①誰が発した文なのか、②誰に対して発した文なのか、③どういう状況で発した文なのかを常に考えよ。[/speech_bubble]

 

私が考える最大の記憶の手がかりはコンテクスト(文脈)です。単文にも隠されたコンテクストがあります。そのコンテクストを頭の中で補い想像することが単文暗記学習の鍵になると思っています。この3つのことをしっかり押さえておけば、文レベルの暗記学習が迷走するようなことはありません。

 



パッセージを暗記する

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みなさんは、スラスラと諳んじることのできるパッセージはどれくらいありますか。

 

パッセージとは、「ある程度まとまった量の文章」のことを指します。覚える英語の量でいえば、「単語・熟語<例文<パッセージ」という順番になり、3つの中ではパッセージが最も長いものになります。パッセージレベルのものを暗記するには時間も労力もかかります。しかし、その労力に見合う効果は得られることができます。

 

パッセージを構成しているのは複数の文ですが、そのひとつひとつの文は意味が独立したものではありません。パッセージの中の文はお互いが意味の上で密接に結びついています。こうした文と文のつながりは、単独の文を暗記するだけでは決して身につきません。例えば、以下のパッセージを見てください。

Have you ever thought of flying like a bird? Many people have. In fact, one of the first designs of flying machines copied the actions of bird wings.

「鳥のように空を飛ぶことを考えたことがありますか。多くの人はあるかと思います。それどころか、空飛ぶマシンの初期の形態は鳥の羽の動きを模倣していたものもあったのです。」

出典:中学校英語検定教科書 New Crown English Series 3(三省堂)

 

このパッセージは3つの文で成り立っていますが、それぞれの文は密接に関っています。2文目の"Many people have."は1文目を受けて、"Many people have thought of flying like a bird."という意味になりますが、重複している情報は何度も繰り返すことはないので、"thought of flying like a bird"は形となって現れません。

 

また、この2文目の内容を受けて、3文目が"In fact..."と始まります。この3文が織り成す絶妙なリズムは、単語や熟語単体を暗記したり、単文を暗記したりすることだけではなかなか身につきません。ある程度まとまった量の文章、つまりパッセージに関する知識がないと表現することができません。こうした文と文の関連性に関する知識はどのようにして身につけるのでしょうか。

 

3文目に出てくる"in fact"を辞書で調べてみると次のようなことが書かれています。

in fact :

〈前言を強調して〉それどころか, むしろ:I don’t like sake much, in fact I hate it. 日本酒はさほど好きじゃない. むしろ, 嫌いな方だ.

出典:『英語談話表現辞典』

 

こうした"in fact"のような文と文の関係を表す表現を談話標識(discourse marker)というのですが、最近の辞書にはこの表現の持つ「前言の強調」といった機能について書かれているものの、私たちはこのような談話標識を辞書などから学んで習得しているわけではありません。こうした文と文の自然なつながりに関する知識は、たいていの場合、多くの英語に触れた後で経験的に身につけています。

 

長さにもよりますが、ひとつのパッセージには、談話標識を含め、文同士をつなぐ関連性が山ほど詰まっています。パッセージを暗記することは、単語・熟語単体や単文を暗記することで身につけられない、コミュニケーションで非常に重要な要素を身につけることができます。

 

早口言葉やNursery Rhymeのようなものでもかましません。まとまった量の文章にはコンテクストがたくさん詰まっています。覚えるのは大変ですが、肩の力を抜いて気長に挑戦してみましょう。一生の宝になることは間違いありません。

 

 

まとめ

暗記といってもやり方は様々です。大事なことは、今取り組んでいる暗記作業がどのような能力の向上につながるのかをしっかり考えることだと思っています。バランスのよい暗記をしていくことで、いい形で英語力の向上が望めるのではないでしょうか。暗記を3つのパターンに分けて考えてみましたが、私が提案する暗記学習のモデルは、以下のようなものです。

 

単語・熟語のみの暗記 2割

文の暗記 5割

パッセージの暗記 3割

 

文の暗記を5割、と一番多く割いたのは、英語を学習し始めは、文レベルの学習から得られるものが多いからです。パッセージの暗記を3割と少し少なめにしたのは、最も効果が期待できる学習法であるものの、それなりに労力の要する学習方法だからです。

また、私の知っている限り、こうしたパッセージレベルの暗記学習を継続的にやっている人は非常に少ないです。英語学習で行う暗記作業の内、仮に1割でも2割でもパッセージを覚えるということに力を割くことができたら、それだけでもう絶大な効果が期待できます。英語学習の上級者になるに連れて、以下のようにパッセージ暗記を4割、5割といったふうに増やしていくのもいいかもしれません。

単語・熟語のみの暗記 2割

文の暗記 3〜5

パッセージの暗記 3〜5

 

私の尊敬する多言語学習の達人のUnclePolyglot(UncleMonoglot)さんは「洋書1冊まるごと暗記」という、とてつもない勉強法を実践されています。その効果のほどは、ご本人が投稿されているyoutubeを見れば容易にわかります。

 

 

 

暗記という作業はつらい作業です。しかし、見込まれる効果をしっかりと理解していれば、自然とやる気が生まれてくるものです。暗記の達人≒英語の達人とも言えるかもしれません。みなさんも、ぜひ正しい暗記を心がけ、英語の達人をめざしましょう。

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